2024/12/17 11:22

レザークラフトにボンドを使用する場合、多くの方が樹脂製のヘラを使うと思います。店長もナイロンヘラやジラコヘラを普段使用しています。しかし狭い範囲やすき間にボンドを塗りたい時に困ることが多くあります。
市販されているこれらのヘラは一番小さい物でも幅20㎜です。先の尖った先端部分を使ってもうまく塗れない事があります。そこでPPボンドヘラ14ミリの出番となります。
狭い範囲は塗にくい

PPボンドヘラ14ミリを見つける以前はプラバンで細いヘラを自作したり、幅広のジラコヘラを縦半分に切ってみたりしました。プラバンの自作ヘラはコシが無さすぎて塗りにくく失敗でした。適度な硬さ(厚さ)だと思って切りだしても細い形状にすると意外とヘナヘナで使いものになりません。
ならばと厚いプラバン、塩ビ板などを切って使おうかとも思いましたが、それなら市販のヘラを小さくする方が良いと思い、ジラコヘラを縦に金ノコで切ってみたこともあります。

これはすごく良い細ヘラができるのですが、切るのが思いのほか大変で、おすすめできません。カッター類で切るのは難しく、金属用のノコギリでギコギコやるのが確実ですが、切りくずが沢山出るのと、静電気でいろんな物に引っ付いて大変でした。
細ヘラをお店のラインナップに追加したいと思っていたのですが何本も切りだすのは無理だと思い諦めました。そこで見つけたのがPPボンドヘラ14ミリです。
適度な硬さ

コバを綺麗に仕上げるためにはボンドを薄く塗る必要があります。そのため使用するヘラには弾力と言いますか適度な硬さが必要になります。PPボンドヘラ14ミリはプラバンとは比較にならないコシがあって塗りやすいです。
ジラコヘラ程の硬さはないので力いっぱいしならせると折グセが付いてしまいます。狭い範囲や奥まった部分の塗布に使うのでそこまでの硬さは必要ないと考えています。

加工性の良さ

PPボンドヘラ14ミリは幅14ミリ×先端から14ミリが0.8ミリ程の板状です。この部分はカッターで簡単に加工できるのでより幅を狭くしたり、先端を短く切り詰めてコシを追加したりしてオリジナルのボンドヘラにできます。店長はよく手帳の差し込みと胴版の接合部の奥まった部分を塗るのに使っています。

先端が作業台に着かない

見出しそのままですが先端が作業台に着かないのがポイントです。通常のボンドヘラでこのような仕様になっているものは稀だと思います。これが使ってみると実に快適で手放せなくなります。
ボンドが取りやすい

使用後のボンドが取りやすいのもおすすめポイントです。店長はいつも紙に拭ってボンドを取り切った状態で片づけます。うっかり放置して厚くボンドが残って完全に固まった状態でも簡単に取れます。逆に薄く残って固まった場合の方が取りづらいですが、爪でカリカリやるとしっかり取れます。

2本セットと3本セットで販売しています。カラーは4色あるのですがお任せでの販売となります。”絶対に赤1本は入れて欲しい”とかあれば教えてください、在庫があれば対応しますので。
ゆうパケットポストminiで発送できます、送料は¥180です。